転職ノウハウコラム

「自動車整備士」「鉄道整備士」「パソコン整備士」など、それぞれを対象にした「整備士」が存在する中で、ここでは「自動車整備士」を見本にした職務経歴書をご紹介いたします。最後にご説明する「書き方のポイント」では、どの整備士の方にも共通したポイントをお伝えしておりますので、皆さまの職務経歴書作成にお役に立てれば幸いです。

■職務要約

○○工業大学○○学部を卒業後、株式会社○○へ入社。
タイヤ交換やオイル交換といった業務からはじまり、主に国産メーカー全般の自動車に対して整備と点検業務を行って参りました。
入社〇年目には自動車整備主任者に任命され、車検や完成検査にも携わっています。また、同時に新入社員への指導・教育も任されるようになり、作業確認業務においても責任をもって取り組んでおります。現在は、サービスフロント業務を中心に担当しており、お客様への点検報告や整備内容の説明も行っております。

■職務経歴

在籍企業:株式会社〇〇〇〇〇
在籍期間:20xx年xx月~20xx年xx月(x年xヶ月在籍)
雇用形態:正社員
事業内容:●自動車及び自動車部品・付属品の販売、修理、賃貸、加工及び保管
     ●自動車用機械、器具及び工具並びに自動車用燃料、その他油脂類の販売
     ●損害保険代理業
     ●法人・リース会社へのタクシー・ハイヤー車両販売
     ●教習車専売中古車の整備 他

資本金:xxx百万円
売上高:xxx百万円(20xx年)
従業員数:xxx名
非上場

【主な業務】
●点検及び整備業務
(ハンドル、ブレーキ、ディスクキャリバ、点火プラグ、ホイール、サスペンション、ファンベルト、各種オイルやフィルタ)
●新車納車前点検
●車検整備
●完成検査
●接客業務(整備内容の説明・報告書作成)
●教育指導業務(作業工程の確認及び新入社員への指導・教育)

【実績】
20xx年に自動車整備主任者に任命されました。

■資格

・2級ガソリン自動車整備士  (20XX年XX月)
・2級ジーゼル自動車整備士  (20XX年XX月)
・2級自動車シャシ整備士(20XX年XX月)
・2級二輪自動車整備士    (20XX年XX月)
・自動車検査員        (20XX年XX月)
・普通自動車運転免許     (20XX年XX月)

■パソコンスキル

Word(日報作成)
Excel(見積書・車両点報告書などの作成)

■自己PR

 自動車の整備は「些細なミスや修理漏れが、車を運転するお客様の命が危険にさらされることにつながる」ということを、常に心に刻んで日々の業務に取り組んでおります。
 点検・整備業務においては、既に判明している不具合だけでなく、潜在的な不具合も察知出来るようにお客様へのヒアリングを自主的に行ってきました。また、自動車整備主任者に任命されてからは、整備士へ的確な指示が出せるようにも工夫をしてきました。具体的には、チェックシートを新たに作成、月に一度の社内リクレーションを企画・提案し実行してまいりました。このような取り組みを通して、スムーズ且つ安全な整備の指示へとつながり、互いの信頼関係も生まれたことを実感しております。
 また接客業務においては、整備に関することをお客様に説明する業務を担当いたしておりました。その際は専門的な用語は補足説明をしながら、誰にとってもわかりやすい説明ができるよう心掛けています。
 資格については2級ガソリン・ジーゼル・自動車シャシ整備士と、自動車検査員を取得しています。これまで主に国産車への対応がほとんどでしたが、輸入車やビンテージカーの整備経験もあります。現在はエコカーブームの対応へ向け、自動車電気装置整備士の資格取得を目指して勉強をしております。

■書き方のポイント【自動車整備士】

整備士の仕事は、保有する資格の種類や経験値によって従事できる内容が分類されています。
その為、資格を漏れなく記載することはもちろんですが整備士としての経験をお持ちの方であれば、これまで培ってきた技能や知識を具体的に明記しましょう。
その際は「企業規模、従業員数、在籍年数、部署の人数、マネジメント人数、整備対象物、日々の業務内容」などを記載することであなたの職務経歴がイメージしやすくなり、応募先の企業担当者に内容が伝わりやすくなります。
また、企業が求める整備士業務の人物像の多くは【向上心】や【組織適応力】の高さという傾向があります。
未経験からの応募であれば、技能や知識を習得しようとする姿勢と共にこれらをキーワードにしたエピソードを、これまでの経験と結び付けてやる気をアピールしましょう。
【向上心】
常にテクノロジーが進化する分野です。その為、現状保有しているの資格やこれまでの経験内容だけでなく、スキルアップのために取り組む姿勢を盛り込むことで、応募先担当者に好印象を与えることが出来ます。スキル向上や資格取得へ向けて勉強中のことがあれば漏れなく明記しましょう。また業務上での工夫や改善があれば、向上心のアピールにつながります。成果と合わせて伝えるようにしましょう。

【組織適応力】
作業現場では、チームで作業を行います。スムーズに仕事を進めるためには組織適応力は必須となります。チームワークを発揮した経験や、サービスエンジニアであればお客様へのヒアリングや点検報告といったマネジメント経験、社員育成・教育の経験もあれば採用担当者から重視されるポイントです。
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