転職ノウハウコラム

転職志望理由はパターンに当てはめて書く

転職志望理由で「思い」を伝える

履歴書を最初に見る人は、人事の人です。
企業規模にもよりますが、人事担当者はいやというほどの履歴書をみてきています。
いわば履歴書のプロです。
嘘は通じないことはもちろんのこと、適当に言葉を並べただけの文章は、見抜かれてしまいます。

転職志望理由も同様で、本音で書いたものか、辻褄合わせでかいたものかは見抜かれてしまいます。

ただ、転職志望理由の箇所は、事実を書くことが重要視される履歴書の中で、唯一「思い」を書くことができる欄です。この「思い」を伝えることが結構難しい。
「思い」を伝えるのが、転職志望理由です。

効果的な転職志望理由のパターン

映画でも演劇、あるいは小説でもパターンがあります。
3幕構成といわれるものです。
アクション、恋愛、ミステリーなどジャンルは様々ありますが、底に流れるパターンは同じです。このパターンで作れば、共感が得られることが分かっています。

転職志望理由も同じです。
転職志望理由の目的は、自分の「思い」を伝えて、人事担当者を説得することです。
人を説得するには、パターンがあります。

【転職志望理由のパターン】

①転職したい理由
②その理由にいたった背景
③応募の思い

①転職したい理由

まず、転職したい理由を簡潔に書きます。
できれば一文にまとめられたらいいと思います。
端的に言えば、「つかみ」であり「キャッチ」です。
つかみやキャッチは、短文でわかりやすいのがいい。
最初につかんでおけば、次の文章も読んでもらえます。

「貴社を志望するのは、〇〇とういう理由です。」
「私は、貴社の〇〇に魅力を感じています」等々

<例文>
〇貴社を志望するのは、設計のキャリアアップを図りたいとい理由です。
〇私は、建設スパンが長期間でスケールの大きい建設工事ができることに魅力を感じています。

②その理由にいたった背景

①で転職への「思い」を簡潔に述べました。
しかし、会社は「思い」だけでは採用してくれません。「思い」を裏付ける根拠が必要になります。
転職志望理由における根拠は、「経験」です。
フェーズ②では、自分には「思い」を実現するための「経験」があることを書いていきます。

<例文>
〇貴社では、大きな裁量を持って仕事に取り組める環境があるという点に魅力を感じて、志望しています。これまでの建設工事の工程管理の経験や、社内外の作業員とのコミュニケーション力を活かし、
〇現職で得た食品加工・製造設備に関する知識や多数の設備会社への管理経験を活かし、貴社事業の成長に貢献させていただく所存です。

③応募への思い

「思い」に始まって、「事実」を述べ、最後はまた「思い」に戻ります。
これも、簡潔に一文で表現するのがいいと思います。
ポイントは、「貢献」です。
入社後、自分のキャリアを活用して、貢献していきたいという思いを伝えます。

「入社後は、貴社の〇〇に貢献できるよう尽力していきます。」

<例文>
〇生産性を向上させることで貢献していきたいと考えています。
〇高品質な医療機器の設計を実施していくことで貢献していきたいと考えています。

たかが転職志望理由、されど転職志望理由。
とってつけたような、フワフワした転職志望理由は、読むに堪えかねます。
きちっと地に足のついて転職志望理由を書くためには、このパターンに沿って書いてみてください。
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