面接必勝マニュアル

面接必勝マニュアル

面接の目的・方法は企業によってさまざま

面接書類選考にパスすれば、いよいよ面接となります。

中途採用の場合、面接は2回程度実施されるケースが一般的ですが、中には3回以上行われる場合もあり、中小企業であれば社長が1回で採否を決めるということも往々にあります。

書類選考段階(職務経歴書の内容)でほぼ内定が決まっていそうなケースであれば、面接というよりは狙い撃ち、囲い込み、口説きの場となり、一方では基本的に応募者全員と面接をするというスタンスの企業もあり、その選考方法も一様ではありません。適性試験を実施する企業もあれば、しない企業もあり、10名近い面接官が横長のテーブル越しに座る場合もあります。

このように選考には各々の企業の考えに即した方法が用いられます。面接の方法を見るだけでも、企業がどのような人材を求めているかのひとつのヒントになります。

必ずしも面接に自信のある人に内定が出るわけではない!

共通するのは、最低1回はface to faceの面接が行われるということです。当たり前ですが、ここがクリアされなければ内定は得られません。

面接に自信を持つ人もいれば、苦手意識を抱く人もいらっしゃいます。
しかしながら、必ずしも自信のある人に内定が出されるものでもなく、反対に面接を得意としない人でも内定は出ます。

では、どういう場合(人材)に内定が出されるのか。
あるいは内定を得るための方法とは。

すなわちその答えが、面接必勝マニュアルに他ならないのではないでしょうか。では、具体的に見て参りましょう。ポイントは3つです。

内定を得られる人材 3つのポイント

この3点以外にも必要なことはあろうかと思いますが、この3点を押さえておけば、かなりの確率で内定は取れます。

3つのポイントを攻略するには

1.きちんと自分自身のキャリアの棚卸を行い、それを職務経歴書に落とし込み、深い領域で自分の言葉でそれらを説明することができる人

職務経歴書の作成時にトコトン考え抜いて、棚卸を実施していれば、対応できます。自分の頭の中でしっかり考え抜いて文章にまとめたものであれば、仮に面接時に緊張をしていたとしても、自分の言葉で自分自身の考えを自信を持って述べることができます。

面接官が知りたいのは、「あなたの考え」であり「あなたらしい工夫」なのです。 もう一度経歴を振り返り、自分自身が汗水流し、脂汗をかきながらでもやり遂げたことや工夫したことを書き出してみて下さい。そこに他の誰にも負けることのない、あなたらしさが見えてくると思います。

万一、そのような材料が見つからなければ・・・?

2.なぜわが社なのか? わが社にどんな貢献をしてくれるのか? わが社で何を実現したいのか? を具体的に説明できる人 3.企業の求める人材像、要件を把握し、マッチした部分を訴求するとともに足りない部分をどうやって補っているか(補おうとしているか)を説明できる人

企業の求める人材像とは2及び3は、自分自身の目指す方向、ベクトルと希望する企業とのそれが合っているかどうかの確認となります。いくら優秀な人材であっても、その目指すべき方向が違えばミスマッチとなります。少々無理な営業トークでも営業実績を上げることを良しとする企業もあれば、石橋を叩いても尚叩くという堅実な商売をしている企業もあります。どちらも営利目的でビジネスをしていることに変わりはありませんが、企業の考え方や根付いた風土により、そこに至るプロセスは異なります。言うまでもなく前者でバリバリとやって来た人(それを良しとする人)は、後者ではなかなか受け入れられにくいものです。この方向性がマッチした時、なぜ“わが社であるか”の理由が明確になります。

あとはこれまでの経験、スキルをどのように生かしていきたいのか、伸ばして行きたいのか、その説明となります。ここで重要なのは、企業が求める要件とマッチしていることです。独りよがりな思いでも、陳腐化したスキルでもダメなわけで、ある程度的を得た内容でなければ、企業に関心を持ってもらえません。

企業が求める人材像は、求人票の中に

では、企業が求める要件とは何でしょうか?どうやってそれを知ることができるのでしょうか?

答えは簡単で、求人票、この中にあります。
特に大手の求人広告では募集背景から求める人材像と細かく書かれた求人票も多いですので、そこから判断ができます。それに即し志望動機書や職務経歴書をまとめて行けば、大きなはずれはありません。

ただ、同時にそれは、全体の中の一部を切り取った情報に過ぎないことも理解しておく必要もあります。全体像を知るには企業のコーポレートサイトにじっくり目を通し、業界の動向、世の中の情勢なども併せて見ておくことも必要です。そして自分なりの将来予測を立て、その中でどう生きて行きたいか(そのために何をしなければならないのか)をしっかり考え抜くことが大切です。

共栄経営センターなら、こうアドバイスする!実際のアドバイス例、大公開

一向に内定を得られず、転職活動を辞めようとしていたUさんに実際に求人票の見方や考え方について行ったアドバイス

景気の悪い時期でもあり、エージェントからも匙を投げられ、一向に内定を得られないUさんは、やがて人生に疲れ、転職活動を停止し、そして最悪なケースを考えるに至る...。Uさんと接点を持ちましたのは、そんな時でした。

著名な求人広告サイト××××に掲載されていたA社の求人を見てWebよりエントリー。離職期間も長く遠方への面接ということもあり数万円の交通費は重く、転職活動を停止しようとしていた矢先でもあり面接辞退を考えていましたが、チャレンジすることを勧めました。

その結果、意を決し企業研究、志望動機の作成に取り組むことになります。
そこからの続きのやり取りを抜粋しWebに公開します。

※ここに出てきますA社、B社は弊社のお取引き先様ではありません。また、こちらの判断材料は、求人サイト××××に掲載された求人内容とA社、B社のコーポレートサイトのみです。

From:共栄経営センター To:Uさん

わざわざ遠方まで呼び寄せる位ですので、普通の感覚の持ち主であれば、「ちょっと会ってみようか」というものではなく、真剣に面接をされると思います。可能性は高いということです。

企業所在地的にも人が殺到するような所でもなさそうですので、とにかく今応募のある中から一刻も早く採用をしなければならない、そう思っているはずです。

但し、誰でも良いという訳では決してありません。欲しい人材はあくまで経験者です。
経験者として「私を採用することのメリット」をいかに伝えられるかが重要です。

設立して間もない工場で拡大路線に進めば、至る所に綻びが生じます。今A社さんの現場でどんなことが起こっているのだろうか? それに対しどんな施策が講じられるか?
仮説(課題)とその対策方法、改善方法を考えるのが、面接対策と言えるかもしれません。

From:Uさん To:共栄経営センター

経験者であることのアピールであれば、私のまとめた「食品の安全について」という書類が、共栄経営センター様の手元にもあると思います。
このレポートで、食品製造における一連の経験をまとめてお話できますし、自分が食品を作る上で何が大切と思っているか述べられます。

後は企業研究ですね。面接で成果を述べる事ができても、その会社の業務が違えば、やり方も違うのは当然だと思います。
ここで、私を採用すればどの様な利益を会社にもたらすかですよね。
HPを見るかぎり、××類は調味料業界経験なので問題なしですが、××関連は、ほとんど経験がありません。
××関連は、××業界を経験していますから、品質安定に大変な事等で、面接時に話しを膨らませる事はできます。

このあたりで、決定的な事を話せればと思うのですが、多分、自分の言い分ばかり述べて、大切な事を話せていない弱点があると思います。
いつも面接の後、後悔する事があり、あれもこれも話せたのではないかと思うことです。

From:共栄経営センター To:Uさん

私が申し上げたかったのは、もっとシンプルな話です。
先の資料も拝見しておりますし、おっしゃっていることは至極ごもっともでしょう。
でも、それを言うなら別に面接しなくとも資料さえ渡しておけば事足りること。

シンプルというのは、先にも少し触れましたが、想像してみる(仮説を立ててみる)ことで、何を想像するかと言えば、できたばかりの工場の運営の姿です。

確かまだ2年程度しか経っていない筈です、あの工場。
その中で大きな規模の拡大を強いられました。親会社からの圧力もあるでしょう。上場会社(親会社)であれば尚更そのプレッシャーはあるでしょう。

ということは、 私が想像するに現場はグチャグチャでしょう、きっと。従業員はきっと疲弊しているでしょう。人も辞めていっているかもしれない。

その証拠に××××(求人サイト)でも「生産工程も組織も未完成」と書いているではないですか。

地元の未経験者を雇ってここまでやってきたけど、もう限界に達している。これ以上を目指すのであれば管理者となれるプロ、経験者が必要。その数ザッと5名。

こういう仮説を立てた時に、食品工場として、この段階ではまず最低限何をしなければならないのか、何がボトルネックになっているのかを考え、それに対し自分の意見(解決策)を言えるようにしておく。3年後、5年後、10年後にはどのような姿になっているか(なっていないといけないのか)を次に考える。そして3年先に備え今何をしなければならないのかを纏めておく。

面接では是非こういう具体的な先方の実情に沿った話をして頂ければと思います。

大抵課題はどの食品工場も一緒です。

あくまで上記は私の仮説。
××××の求人情報をしっかり見て、同社(A社)のWEBサイト、親会社(B社)のサイトをしっかり見て頂ければ、どういう方向に向かいたいのか、何をしたいのかは見えてきます。特に上場会社の場合、財務諸表も見ることができますので、そこでお金の動きも分かります。これからイケイケで行くのであれば、資金調達し固定資産を増やしているかもしれません。

U様が作成されました資料が決して宜しくないというものではありませんが、面接の場では(総花的で汎用的な綺麗に纏めた意見ではなく)、いかに先方企業の課題を理解した上で話ができるか、それに沿った話ができるかが大切です。極論を言えば、HACCPがどうこう言う前に「御社の場合は、まずは社員の皆さんが挨拶をするところから始める必要があるでしょう」と言わなければならないかもしれません。

何かのヒントにでもなれば幸いです。

From:Uさん To:共栄経営センター

考えますと、共栄経営センター様の言うとおり企業研究が、全く甘い事に気付かされました。
その証拠が、私の転職回数に表れていると痛感致しました。

工場立ち上げ業務経験があるため、新設した工場、設備及び人材教育など、規模は全く違いますが、大変であった事を思い出せます。

正直な所、恥ずかしい話ですが、A社の業務がどの方向へ向かっていくのかHPではつかめなかったです。
××製品をやったり、××関係の製品をやっていたりと、?でした。
本当に、企業研究という事をしていませんでした。

3年・5年・10年先まで考える。
これから、少し私なりに考えをまとめてみます。

想定

共栄経営センター様の推測通り、親会社からの圧力が掛かっているかもしれません。月5億円を生み出せるはずの工場が、2~3割程度の稼動しかしておらず、やはり設備ライン構築のミスか、生産技術を持った人員が不足していると思います。 品目もいろいろありますが、年休85日引いた280日工場を稼動させても、この売上高は生産コストが高いのか、生産技術面でかなり無理な工程があり、製造にかなり時間とコストが掛かっているのではと考えます。

正直なところ、1ライン月1億円を生み出せる事は、設備面のテーブル上の架空の話であり、本当のところは、商品によっては無理な工程があるか、人員の配置やスキル不足と考えます。 この状況ですと、ISO、HACCP認証の維持をしていくのには、この程度の稼働率でなければ無理ではないかと思います。

(略)

品質管理業務もかなりの問題があるのではと思いました。 と長々問題を提議してみましたが、面接となるとこの問題点を知っていても、どの様に話を進めるかが難しいところです。

From:共栄経営センター To:Uさん

色々想像(想定)して面接に向かえば、「先方様がなぜこのようなことを聞いて来るのか(こういう質問をしてくるのか)」という質問の背景までもが理解できてきます。

質問の背景を理解した上で質問を聞けば、自ずと先方様が欲している回答も出し易く、スムーズな面接が実現できます。そうなれば、両者が共に関心を持ち始め、文字通り前のめりの面接が実現します。

先ほどササッとB社(親会社)の財務諸表をコーポレートサイトで拝見しました。 財務的にも、無理のない借り方をしてその分を投資に回していますね(やはり、積極的に投資していますね)。特に昨年度はそれまでよりも多くの資金を投入しています。

一方で投資をすればリターンを望むわけで、恐らくA社に対し、投資した分を早く回収したいんじゃないかと思います。そのため工場の生産性向上は喫緊の課題なのでしょう。

こうした財務諸表や求人票などは企業からのメッセージですので、それを読み解く力がある程度備わっていれば、大方のアタリをつけることができます。ただ、ズバリ当たるときもある反面、憶測、仮説ですので外れることだってあります。今回の私の予測に関しては、あくまで予測ですので、それを鵜呑みにせず、それに振り回されることなく、ご自身の頭で考え意見を纏めて下さい。

これを基に実際の面接に向う訳ですが、大方A社が抱える課題については事前にアタリをつけ理解しておりましたので、実際の面接の場でも共通の言葉、話題で話は進んだようです。最終的に面接官である工場長からも「(入社を)待っています」と言われたそうです。

その後のUさんからのお知らせが印象的でしたので、最後にご紹介しておきます。

From:Uさん To:共栄経営センター

面接の前に共栄経営センター様とのやり取り中、前提として問題点が具体化されて、ご指摘を受けましたが、あまりにも言われた通りの会社内容のため、共栄経営センター様のご慧眼には感服いたして下ります。

そのためか、転職できたありがたさは感じますが、安心・喜び等は全くありません。 入社後に控えている多くの問題等を、いかに解決していくかを考えたい。

ここにUさんの成長の跡が見られます。
1ヶ月前に路頭に迷っていた人物とは思えない程、心強い、将来を見据えた発言をされております。面接に失敗し続け、諦めかけていた人であれば、問題山積とは言え設備投資意欲の高い上場会社の子会社からの内定は、ある意味垂涎ものとも言えます。
完全に“そんなこと”を超越した姿が1ヶ月後にありました。

面接のテクニック論は色々と論じられるところではありますが、結局のところ自己の内面をしっかりと探り、自分自身を知り(スキル面も含め)、相手(企業)を慮り忖度できないところに内定はないように思います。ややもすると企業無視の発言や取って付けたような志望動機が語られることの多い面接ですが、その点は是非気を付けて、しっかりと面接対策を立てていただければと思います。

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